髪の知識
髪の仕組み
髪の毛根部分は丸く膨らんだかたちをしており、この部分を毛球といいます。この毛球の中にある毛乳頭が、頭皮の毛細血管より栄養素を受け取り、毛髪の元となる細胞を作り出します。髪が抜けてもまた生えてくるのは、髪の細胞をつくる毛乳頭が皮膚の中に残っているからです。
そして毛乳頭を取り巻くように存在する毛母細胞が、毛乳頭から栄養素を受け取り、細胞分裂を繰り返し、角質化しながら上に押し上げられていきます。この古い毛母細胞が角質化して毛髪になります。毛髪は死んだ細胞の集まりであり、主成分はケラチンというタンパク質になります。
髪の伸びる速さは、だいたい1日0.35~0.5mm、1ヶ月に約1.0~1.2cmといわれます。また髪の本数は平均して約10万本で、自然な抜け毛の髪の本数は1日50~100本程度です。髪の太さは平均して約0.08mmくらいです。薄毛の症状があらわれると、0.03~0.06mmくらいになります。
硬毛、普通毛、軟毛がありますが、それは髪の表面を覆うキューティクルの枚数と皮質の太さの違いによります。黒髪やブロンドといった、髪の色はメラニン色素の色によって決まりますが、メラニンをほとんど含まないのが白髪です。
髪の役割は大きく分けて3つあり、外部の衝撃から頭部を保護する役割と、毛の根元付近に知覚神経が付着していて、感覚器としての役割もあります。そして排出器官としての役割があります。人体に有害な有機水銀、カドミウムなどは、毛乳頭を経て髪の毛と共に排出されます。麻薬使用の有無を毛髪から調査することは、よく知られるところです。